「いわきからの贈り物」組み立て日記・・・・・・・・・志賀忠重
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■2009・11・15(日)・・・作業2日目  「目的は友好! 決め手は工程表の作成」


 完成した作業工程表の前で記念撮影
 朝、なんとなく早く目が覚めてしまう。やはり、廃船の組み立ての進み具合が気になってしまう。昨日の作業で感じたのは、あまりに作業に携わる人数が多いため、みんな自分がやらなくとも誰かがやるだろう・・・と思ってしまっていることだ。

 昨日は作業初日なので、焦らず日本と台北のスタッフが共同で仕事をすることに慣れるということを優先した。今日は効率良く仕事を進めるために次の2点を試すことにした。
 @2チームに人数を分けてみる
 Aやらなければならない作業の目安を全員が認識できるように作業工程表を作る

 いわきチームのメンバーが台北のスタッフより先に美術館へ到着し、いらない紙を見つけて早速作業工程表を作ることになる。
蔡さんも工程表に名前を入れてくれた
 要点は、日本語と中国語(台湾語)で書くこと、何日までに何をするのか、そして作業を進めるための考え方を明確にする。熊谷君が日付を入れ、左側に日本語でスケジュールを書き入れる。その右側に通訳の・(セン)さんが台湾語で書き入れる。そして次々と思いついた事を私が書き足す。  タイトルの「いわきからの贈り物工程表」のすぐしたには、みんなが携わる作業の「目的は友好です」とかく。また一番下には「安全第一」、そして「楽しく仕事をしよう」とか、いろいろ書き込む。通訳の・(セン)さんは、全て台湾語に訳していく。

 工程表の左の余白スペースには、いわきチームメンバーの名前、右側の余白には台湾の作業者も名前を書く。
 一人ひとりが、作業のスケジュールを見ながら自分の名前を書いていくうちに、どんどん皆の気持ちが盛り上がって来るのが感じられる。その日に何をするのか、どこまでやればいいのかが判ってくると、誰もが仕事をし易くなるようだ。作業を楽しんですることや、日本と台湾のスタッフが仲良く仕事をすることが必要であると判って、すごくいい感じになってきたように思える。  こうして2日目の作業は順調に、そして楽しく和気藹々と定刻午後5時まで続いた。
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