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From The Pan-Pacific
Project 
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いわき地平線プロジェクト

佐藤進君の紹介を通して大変な作業をボランティアでこなしてくれた大木土建さんや盤陽重機さんなど、その仕事ぶりには感動する。一銭のお金にもならない事を、こんなにも気持ちよく協力してくれるのはなぜだろうか。

蔡さんは、いわきで発表するためのプランを、次から次へと出してくる。それはどれをとっても簡単に準備できるような物ではなかった。

人々はどうして、こんな無償の行為に、協力してくれるのだろうか?

それは自分の持っている力を、発揮するチャンスが与えられ、自分の得意な部分が認められ、感謝されることで、そこに喜びが得られるからなのだろう。実行会は、ボランティアでプロジェクトに参加し、手伝ってくれた人たちが気持ちよくなってくれるように工夫を凝らした。

具体的には手伝ってくれている作業風景をビデオや写真に収める記録係と協力者を労うための食事係を作ったのである。ビデオは映像記録社の名和君、写真はアートスタジオの小野君、食事係は柴野君、そして彼らもまた同様にボランティアであった。