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蔡氏へのインタビュー |
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龍骨
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船は竜骨を持っている。船の土台、一番強い構造。その廃船を解体して竜骨だけになって・・・竜骨は美しい造型でね・・・美術館に展示して、その上にいわきの水を使って、塩になってその後ろにいっぱい9tの塩、波みたいに船の隣に、上にあるですよ。その塩の中にいわきの魚たくさん動いているみたい、塩の中に入れている。
なぜなら魚そのまま置いたら腐ってしまう。だから塩の中において、魚たちは船の後ろ、船と一緒に泳いでいるみたい。沈んだ船はもう一回光を戻した。あるいは記憶を戻した。
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いわきの海はきれいです。すごくきれい。私、世界中あちこち仕事行きますから、アフリカ、ヨーロッパ、どこも行ったけど、いわきの海はきれい。そのきれいさは・・・そのまま、ですからね。・・・台風来ると嵐強いです。ガーンと来る。霧が来るとまったく見えなくなる。本当に太平洋のパワー、開いている、その点正直ですね。あんな美しい港、あんな美しい山、ないです。すごく印象的。
ああいうところから地平線プロジェクトやるのはすばらしい選択と言えますよ。あの後ストックホルムなど、いろんな国行って、海峡の上に氷を割って海をあげるとかね、いろんな海でいろんな水を使って別な作品作ったですよ。
いわきこそ、開いている無限な・・・左から右、サーっと一本のああいう地平線を発表する・・・。夜、いわきの夜は真っ暗、闇の向こう側の世界を考える・・・。
火薬をプラスチックのケースに入れ地球の輪郭を描いた
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万里の長城はゴビ砂漠ですから・・・93年、私は万里の長城やりました。万里の長城の一番西側のカヨウ関でね、そのゴビ砂漠の上にさらに10000m火薬を置いて点火してもう一つの光と煙の壁を延長したですよ。ドラゴンみたいにグニャグニャと行ったですよ。
そして94年はいわき。ただ一本の線で、真っ暗な闇の中に、一本の線でデッサンみたい。地球と宇宙の輪郭を描こうとする。それは一人のアーティストが描くんじゃなくて、地元の人々と一緒に、みなさんの力を合わせて一緒に描こうとしたです |
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